お知らせ

一般社団法人日本意思決定支援推進機構を、設立します。

2018年07月02日news

株式会社ベネッセスタイルケア(本社:東京都新宿区)、京都府立医科大学を主体として、企業・大学が参画する研究プロジェクト「COLTEM」が、高齢者、認知症者の意思決定
能力評価・サポート等を行う事を目的とした一般社団法人を、平成30年7月2日付けで京都市に設立しました。

○設立の目的
我が国は世界でも類を見ない超高齢社会に突入しており、地域で暮らす高齢者の数は増加の一途をたどっています。そのような中、認知症にかかるなどして医療や住まい、財産管理などについて自分で判断することが難しくなった方々が、詐欺被害にあったり、うまく自分の財産を使えなくなったりして地域生活が破たんしてしまったりすることが起きています。
これまで、医療従事者、介護福祉関係者、行政関係者、民間企業の方を対象に意思決定支援に関するトピックをテーマとしたセミナーを開催してきました。また、金融機関への普及啓発活動と認知症の人に対する対応力向上を目指し、医学、法律、介護・福祉の専門家及び金融機関、民間企業が協働して、金融機関向けに認知症高齢者への対応方法を学ぶためのガイドを開発し、当ガイドを用いた金融機関の行員向けの研修を実施しました。国内のみならず、国際アルツハイマー病協会国際会議へのブース出展や学会発表などを通じて、海外に向けても情報発信を行っています。
 今後は、これまでの当プロジェクトでの取り組みを布石として、種々の意思決定を支援するための技術やサービスの検証に関して、さらに発展させ継時的に推進していきたいと考えています。

○一般社団法人日本意思決定支援推進機構概要
名  称    一般社団法人 日本意思決定支援推進機構
        (通称:意思決定能力評価・サポートセンター)
        Decision-Making Support Organization Japan
主たる事務所  〒601-8382 京都府京都市南区吉祥院石原上川原町21番地

事  業    この法人は、前条の目的を達するため、次の事業を行う。
        1.意思決定能力評価法の研究・開発・情報提供
        2.意思決定支援方法の研究・開発・情報提供
        3.意思決定能力評価及び意思決定支援方法に関する研修
        4.その他、本法人の目的を達成するために必要な事業

発起人(設立時理事)
中央大学法学部教授 小賀野晶一
京都府立医科大学教授 成本 迅
名倉勇一郎司法書士事務所 司法書士 名倉勇一郎
株式会社ベネッセスタイルケア執行役員 奥村太作  
椎名法律事務所 弁護士 椎名基晴
上林里佳社会福祉士事務所 社会福祉士 上林里佳
京都九条病院 医師 西村幸秀

(設立時監事)
京都さくら司法書士事務所 司法書士 中野篤子
三幸会北山病院 院長 澤田親男

顧問
慶應義塾大学医学部教授 三村 將
医療法人社団至髙会たかせクリニック理事長 髙瀬義昌